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「結局、河合さんを上尾まで運ばなくてはいけないんだから、同じことになる。犯行時間も入れたら一時を回るのは確実だ。間に合わない。それに、現場の移動があったら、鑑識に気づかれてしまうだろう」 「そうですよね」  頭の痛くなるような、——まるでアリバイ崩しの本格推理小説を読んでいるような会話が繰り返された末、結局、原点が再確認されただけだった。——〈南条が犯人であるためには、問題の電話が見かけの十二時より、一時間以上早くなければいけない〉。  お嬢様は、首をあどけなく、一つ振り、 「そこでですね。——実は、南条さんが、気になることをおっしゃったんです」  あ、あのことだな、と気づく。犯行現場に、また出向くつもりだという、あの奇妙な言葉だ。        21  静さんがいった。 「それはいかにも挑戦のように聞こえますよね」  彼女は、あの会場でも遠く離れていた。やり取りの詳細は知らない。 「そうなんだ。脇《わき》で聞いていたぼくも、そう感じた。だけど、そうだとしたら、〈また行く〉が、どうして挑戦になるんだろう」 「不謹慎な話ですけれど、これが連続殺人だったら分かりますよね」 「犯行予告ということだね」 「ええ。でも、それもあり得ないし——」  聞いてみた。 「——中丸さん。あのお宅は、今、どうなっているんです?」
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